外来クラークと病棟クラークの違いは?仕事の内容を紹介します。

クラークには、大きく外来と病棟の2種類に分かれています。

外来受付では、患者さんの受診の受付・案内、カルテの準備などを行います。

病棟では、各種伝票の処理、診察などの準備、面会者の対応など、病棟内の事務的な業務を行います。

外来クラークの仕事内容ってどんなの?

外来のクラークは、大きな病院の各診療科にある外来の受付窓口です。

診察を受ける患者さんと、医師・看護師などの医療スタッフの橋渡しをする仕事と考えると分かりやすいかもしれません。

外来クラークの主な業務内容は以下のような感じです。

主な業務内容
  • 外来の受付業務
  • 電話の対応をする
  • 患者さんを呼び出して、診察室に案内する
  • カルテやレントゲンのデータを確認して診察室にまわす
  • 必要な書類や報告事項の取り次ぎを行う

診療科の受付業務

診療科の受付にやってきた患者さんの対応をします。

順番待ちが長くなったりして、具合が悪くなっている患者さんがいないか、様子を見て何かあれば近くの医療スタッフに連絡します。

受診できる準備が整ったら、患者さんを呼び出して診察室に案内します。


カルテ・レントゲンの管理

大きな病院で紙カルテを使用している場合、カルテ室という部屋で管理していることが多いです。

初診であれば上書き部分(新規患者登録の部分)を入力したカルテが、診療科に搬送されます。

外来クラークでは、搬送されてきたカルテやレントゲン等の診察データを確認して、診察室の医師に届けます。


書類や報告事項の取り次ぎ

医療機関では、カルテ以外にも様々な書類(紹介状や役所関連の書類など)がやり取りされています。

それらの書類は医師や看護婦など、必要としているところにきちんと届けて処理しないといけません。

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外来クラークは、外来診療の患者さんに伴う事務を担当するお仕事です。

病棟クラークの仕事内容ってどんなの?

病院の収入源は医業収入ですが、この主な内訳は「入院収入」と「外来収入」になります。このうち一般的な病院では入院収入が7割近くを占めています。

入院収入に直接関わる病棟管理業務は、医療事務の中でも重要な役割です。

病棟のクラークは、入院施設がある大きな病院で、ナースステーションの中や隣の事務室に常駐しています。

主に医師・看護師など医療スタッフをサポートして、病院内の各部署とのパイプ役を果たします。

病棟クラークの主な業務内容は以下のような感じです。

主な業務内容
  • 入退院の受付業務
  • 電話の対応をする
  • 各種伝票の管理
  • カルテやレントゲンの管理
  • 必要な書類や報告事項の取り次ぎを行う
  • 入院患者のスケージュール管理
  • 患者さんの退院時のサポート

入院の受付業務

患者さんが入院するときは、担当した医師から入院指示票が発行されます。

入院指示書を受理しても何らかの都合で即入院とならない場合は、入院予約の事務作業が必要になります。

患者さんを予約患者として登録し、主治医やその他の関係スタッフに連絡を取るのも病棟管理業務の仕事。

患者さんに対しては電話で入院日や必要事項を連絡する必要があります。

病棟クラークは、発行された入院指示票をもとに関係部署に連絡して必要な備品などを用意します。

患者さんへの入院費用や注意点の説明を行い、入院日当日に病棟・病室に案内します。


病床管理の仕事

病床管理では、空きベッドの数や退院予定、患者の病態や個性など様々な情報を把握していないといけません。

このため病床管理の仕事は医事課(医療事務)職員だけでなく、病棟の看護部長の責任の下で行われます。

入院指示書を受けた入院受付係は、患者さんの状況を把握して、情報を病棟の看護部長にすみやかに連絡します。

看護部長と相談しながら患者の病室を決めるので、病床管理は双方(医事課スタッフと看護部長)の連携が大切になる仕事です。


退院の受付業務

入院時と同じように、担当した医師から退院指示票が発行されます。

退院時に不要になる食事や物品など、前もって関係部署にキャンセルの連絡をしておかなければいけません。

最後に患者さんが会計を済ませ、退院許可証を提出すれば、退院の受付業務は終了となります。

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病棟クラークは、主に入院している患者さんに伴う事務を担当するお仕事です。

入退院の受付業務を簡潔にまとめると

入院受付の例

①入院指示票の受領

担当の医師から文書による指示があります。

②空き病床と入院優先順位の確認・入院予約

入院の予約状況を確認して入院予約整理簿に登録します。入院優先順は担当の医師や患者さんと連絡を取りながら決定します。緊急の場合は即時入院になります。

③保険証の確認と必要書類の交付・受領

入院に必要な書類は、入院申込書、支払連帯保証書、特別室への入院承諾書などがあります。

④患者さんへの入院費用や注意点の説明
⑤入院カルテの作成
⑥ベッドネームの作成
⑦外来での記録を病棟に搬送【入院当日】
⑧患者さんを病棟に案内する

退院受付の例

①退院指示票の受領

退院も担当の医師から文書による指示があります。

②診療費の算定
③受給資格(保険証)・算定もれ等の確認
④患者さんの一部負担金を徴収する
⑤退院許可証を病棟へ提出する

会計後に領収書と一緒に退院許可証を渡します。患者さんがこと退院許可証を病棟に提出することで退院手続きは完了です。

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どちらのクラークも、患者さんの不安を和らげる大切なお仕事です。